VOLVOの歴史に触れてきました!
こんにちは、テクニシャン(メカニック)の青柳です。
さて、本日のブログですが先日、自宅近くで開催された
クラシックカーのイベントを見学してきた中で
とても面白い車両があったのでそちらのご紹介です。
先ず1台目はこちら
P1800シリーズのクーペになります。
初期量産型は1960年発売なので60年以上前のデザインとなりますが
今見ると個人的にはものすごく新鮮に感じます。
同じく1800シリーズのワゴンになります。
販売期間が1年足らずの車両なのでかなりの希少車かと思います。
そして本日の本命車両
PV544です。
ボルボファンの皆様には周知の事実かもしれませんが
現代の自動車において欠かせない装備である3点式シート
ベルトを初めて実用化した車両となります。
「初めて実用化」と記載いたしましたが本当に凄いのはここからで、
当時のボルボはこの3点式シートベルトで取得した特許を無償公開した事です。
それによって世界中の様々な自動車メーカーが特許料の支払いを行う必要がなくなったことで
急速に普及し、結果として多くの人命を救う事になった伝説的な車両です。
俗に「100万人の命を救った」等と表現されてきましたが
世界中の自動車メーカーが採用したことや、自動車以外での採用など
も考慮すると100万人どころの話ではないと思います。
今回ご紹介したシートベルト以外にも
Volvoは安全を基本とした思想が設計の基本にあります。
「ボルボの設計の基本は、常に安全でなければならない」
この創業者の言葉こそがVOLVOの全てだと思っています。
それは21世紀の現在でも、化石燃料車から電気自動車になっても変わる事はありません。
我々スタッフも自動車による死傷者の減少を願っておりますが
最後はハンドルを握る皆様の意識が最重要かと思います。
是非是非、安全運転を心がけて頂ければと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。